服装のおしゃれは、生き方そのものを豊かにする——私はそう思っています。
2年前、会社を退職するまでは週6日勤務。
毎日スーツに身を包み、コート・靴・眼鏡・バッグまで、トータルコーディネートを楽しんでいました。
定期的に新しいアイテムを購入するのも、日常の楽しみのひとつでした。
ところが、退職後はカジュアルな服装が中心になり、服へのこだわりも薄れていました。
数日前、ふと立ち寄った洋服店で、上質な素材のスーツを見た瞬間──
「新しい服を着るときに感じる、あの“パワー”」を思い出したのです。
新しい服がくれる“気持ち”
新品の服を身につけたときの、あの心地よさ。
たとえ高価なものでなくても、気分がシャキッとして背筋が伸びる感じがあります。
反対に、昔は気に入っていた服でも、古くなると「ただ着ているだけ」になってしまい、心が弾みません。
フルオーダーやセミオーダーのような特別な一着は別として、
「まだ着られるけど古くなった服」は、思い切って処分するべきなのかもしれません。
これからの自分へ
この記事を書きながら、決意しました。
これからは、古くなった服は潔く手放し、こまめにお店をのぞいて、自分の気分が上がる服を身につける。
服装に気を使うことは、自分自身を大切にすること。
年齢を重ねても、心地よく、少しだけおしゃれに生きていきたいと思います。

