東金市の土地をベトナム人夫妻へ無償譲渡|農地から雑種地、そして再び農地へ

資産運用・不動産

退職後の暮らしの中で、不要になった土地をどうするかは、多くの人にとって悩みのタネです。
私自身も、去年までは東金市田間に使われていない土地を所有しており、毎年固定資産税が38,000円かかっていました。

養護学校への無償貸出と雑種地化

もともとその土地は「農地」でしたが、身内の所有者が近くの養護学校へ無償で貸し出し、駐車場として活用されることになりました。
このタイミングで、課税上は「雑種地」扱いとなり、固定資産税がかかるようになったのです。

しかし、養護学校が独自の駐車場を整備したため、土地は返却されることに。
その後も、私たちは長年「雑種地」のまま固定資産税を払い続けていました。

農地への再評価で固定資産税が0円に

土地をよく見れば、どう見ても農地のまま。
このまま放置して課税され続けるのはもったいないと考え、市役所の税務課へ出向き、再評価を依頼しました。

土地に栗の木を植えたこともあり、現地調査の結果、課税区分は「農地」に戻りました。
その結果――なんと固定資産税が 0円 に!

やはり農地や山林は税制上、大きな優遇があります。

ベトナム人夫妻へ無償譲渡

税金がかからないなら、放置してもよかったのですが、荒れ地になるのも避けたかったため、近くに住むベトナム人夫妻へ土地を譲渡することにしました。

旦那さんは茨城大学の農学部出身。農業への理解も深く、譲渡後はすぐに畑づくりをスタート。
農地法の許可証さえ取得すれば、所有権移転も思ったほど難しくありませんでした。

土地を手放して得た“ちょっとした幸せ”

無償譲渡ではありますが、今でも夫妻が育てた無農薬野菜を定期的に送ってきてくれます。
自分の土地が活用され、地域の人とのつながりが生まれたことが、何よりの収穫です。

✅ まとめ

・農地→雑種地に変わると固定資産税が発生する
・市役所に相談し、現地評価を受ければ農地に戻すことも可能
・農地の譲渡は農地法の許可が必要だが、手続き自体は難しくない
・活用してくれる人に譲ることで、土地が生き返る

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