私は「イメージは意思を、上回る」という言葉がとても好きです。
意志の強さよりも、頭の中に浮かぶ映像のほうが、人を前に進ませる力を持っている。
そんな感覚を、これまで何度も体験してきました。
60分のランニングマシンが、思考整理の時間になる理由
毎日の習慣として、ランニングマシンで60分ほど走っています。
その時間、ただ体を動かしているわけではありません。
私は走りながら、この先の未来の自分を「映像」としてイメージします。
叶えたい姿、到達していたい状態、少し先の理想の自分。
不思議なことに、そうしたイメージが鮮明になるほど、
疲れているはずの体から、もう一段力が湧いてくるのです。
意志で「頑張ろう」と思うよりも、
「なっている自分」を先に見る方が、行動は自然に続く。
これは、体感としてはっきり感じています。
文字よりも、絵のほうが行動につながる
以前は、日記のように言葉で思考を書き留めていた時期もありました。
それはそれで意味はありましたが、私の場合、行動の原動力にはなりにくかった。
むしろ、頭の中のイメージを絵柄として思い描くほうが、
次の一歩が軽くなることに気づきました。
人によっては文章、写真、映像など表現方法は違うと思いますが、
私にとっては「見る」ことが、最も行動に直結します。
やめられない理由は、イメージできてしまうから
少しネガティブな例ですが、禁煙がなかなか成功しない人たちの理由も、
この「イメージの力」で説明できる気がします。
禁煙しようと決意している人も、
頭の中では「気持ちよく煙草を吸っている自分」の姿が、
簡単に浮かんでしまう。
アルコール依存症も同じです。
お酒を飲んでリラックスし、気分が高揚している自分を、
リアルに想像できてしまう。
つまり、意思よりも、快のイメージが勝ってしまうのです。
モデル面接で実感した、イメージの即効性
昔、モデル求人の面接を担当していた時期がありました。
その中で、将来に不安を抱えているモデルの子と話す機会も多くありました。
そんな時、私はよくこう伝えていました。
「将来、なりたい理想の自分が、
バリバリ働いている姿を想像してみよう」
すると何人かのモデルから、
「……あ、急に楽しくなりました」
という反応が返ってきたのです。
話したのは数分。
それだけで表情が変わり、姿勢が変わる。
イメージが持つ力を、はっきりと目の前で見た瞬間でした。
だから私は、イメージトレーニングを大切にしている
こうした経験から、私は個人的にイメージトレーニングをとても重視しています。
日頃から、物を見るときに「目を鍛える」こと。
頭の中で浮かんだものを、絵として表現すること。
これらは、特別な才能ではなく、
習慣として積み重ねるものだと思っています。
走り続けられる理由は、体力だけではない
私が日々ランニングを続けられている理由は、
単なる体力強化だけではありません。
走ることで頭の中が整理され、
目標が映像として再確認できる。
そして、そのイメージが、また次の行動を生み出す。
意思で自分を縛るのではなく、
イメージで自分を前に引っ張る。
それが、今の私の行動のスタイルです。

