出会いは一瞬、判断は一生|ノリを失いかけた自分へ

ライフスタイル

ノリがすべてだった頃を、少し遠くから思い出す

地方都市に移住してから、
ふとした瞬間に「自分、ノリが悪くなったな」と感じることがあります。

今は湘南に住んでいます。
環境も空気も申し分なく、暮らしとしてはとても快適です。
それでも、昔の自分と比べると、明らかに判断のスピードが落ちている。

一本の電話で集まれた時代

海外から、昔の友人が東京に戻ってきていると、夜に電話がかかってくることがあります。

「今、みんなでレストランにいるんだけど」
そんな一言に、以前の自分なら迷いなく「行く」と答えていました。

ところが今は、
昼間に予防注射を打っていたり、
数日後に旅行を控えて準備に追われていたり、
頭の中で条件を並べ始めてしまいます。

結果として、ノリも判断も鈍る。
完全に、年齢とともに慎重さが勝ってきているのを感じます。

後悔は、いつも後からやってくる

断ったあと、ふと考えるのです。

「たとえ車で2時間位要して、駆け付け お酒を飲めなくても、
顔だけ出しに行けばよかったな」と。

その瞬間にしか生まれない空気や、
久しぶりの再会から生まれる話題は、
次に同じ形で訪れることは、ほとんどありません。

麻布に住んでいた頃の身軽さ

20代後半から40代前半まで、麻布に住んでいました。

六本木で誰かが飲んでいれば、徒歩で合流。
帰りの時間を気にする必要もなく、
そのまま歩いて帰宅できる。

あの頃は、瞬発力を何より大切にしていました。
考える前に体が動く。
それが当たり前でした。

距離が判断を変えていく

その後、大田区に移っても、
多少の手間はあっても電車移動で対応できました。

ただ、終電やタクシー代が頭をよぎるようになり、
少しずつ判断に「計算」が入り始めます。

そして、東海道線沿いの湘南。
突発的な参加は、現実的にかなり厳しくなりました。

特に冬の極寒シーズンになると、
健康面まで考え始めてしまい、
一歩踏み出すまでに時間がかかります。

出会いと縁は、一瞬で決まることがある

出会いや縁は、
じっくり考えてから掴むものばかりではありません。

むしろ多くの場合、
一瞬の判断、勢い、ノリで決まることがあります。

「あの時、行っておけばよかった」
そう思う場面は、いつも事後です。

都内にいる意味は、突発性にある

都内に住むメリットは、
新しく日程を組めること以上に、
突発的なノリに対応できる点にあると思います。

この実行力の差が、
後々、大きな人生の分かれ道になることもある。

これからは、ノリを前提に生きてみる

今後は、頭の中で一つだけ決めておこうと思います。

「出会いは重要で、ノリは大切」

そう決めていれば、
瞬間の判断も、少しは変わってくるはずです。

年齢や距離を言い訳にしすぎず、
ここぞという時は、
もう一度ノリで突っ走れる自分でいたい。