ナショナル田園スーパーマーケット閉店|上質な時間が流れる“私の好きな場所”がまた一つ姿を消した日

旅・ホテル・食

ナショナル田園スーパーマーケット閉店のニュースを聞いて

11月30日(日)、
NATIONAL DEN-EN(ナショナル田園スーパーマーケット)が閉店しました。

このニュースを聞いた時、胸の奥がすっと冷えるような、
なんとも言えない寂しさがこみ上げてきました。

東京に行くたび、ほぼ必ず立ち寄る場所。
私にとって「日常の中のちょっとした贅沢」を感じられる、大切なスーパーでした。

ここに寄るだけで“少しリッチな気分”になれた場所

ナショナル田園に足を踏み入れると、
ただ食材を買うという行為が、まるで小さなイベントのように感じられました。

照明の落ち着いた雰囲気、清潔な陳列、丁寧な接客。
そして何より、オーガニックや無添加食品の品揃えの良さ。

私は升本のお弁当もよく購入していましたが、
一つひとつの食材にこだわりがあって、まるで“身体が喜ぶ食事”という感じがしたものです。

ただ食材を買うだけの場所なのに、
心が整うような上質な時間が流れていた。
そうしたスーパーは、なかなかありません。

麻布・有栖川公園前の店舗にもよく通った思い出

かつて麻布に住んでいた時は、
有栖川公園前の店舗にも通っていました。

周囲には外国人も多く、店内も国際色豊か。
ふとした瞬間に“海外の雰囲気”を感じることができ、
歩いて買い物するだけで心が華やぐような場所でした。

店員さんの雰囲気も良く、
客層も落ち着いていて、品のある方が多かった印象です。

大型量販店とは対極の、ほどよい節度と上質さ

ナショナル田園が好きだった理由の一つは、
お客様の買い物の仕方がスマートだったこと。

大型ドラッグストアや大型量販店で、
巨大なカートにセール品の食材・お菓子・ビールを山のように積む光景とは
まさに対極にあります。

もちろん量販店は便利で価値もありますが、
安いからと大量に買うと、どうしても食べ過ぎてしまう恐れがあります。

人間は「もったいないから食べる」という心理が働きやすく、
結果的に胃袋に詰め込みすぎてしまいがちです。

私は、そういう“満腹による快楽”よりは、
上質で美味しいものを、適量でじっくり味わう満足感を大切にしたいと思っています。

その価値観に、ナショナル田園の空気がとても合っていたのです。

毎日の食習慣こそ、丁寧に選びたい

大量買いより、毎日の運動を基本にしながら、
安心できる食品を必要な分だけ買う生活スタイル。

・安全性の高い魚
・良質な肉
・新鮮な野菜やくだもの
・豆類
・無添加の調味料

こうした“身体のためになるもの”を少しずつ選び、
丁寧に生活することが私の理想です。

ナショナル田園は、その理想を後押ししてくれる場所でした。

閉店は悲しいですが、
ここで買い物した時の心地よさや丁寧な暮らしの感覚は、
きっとこれからも自分の中に残り続ける気がします。

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