進学校の教育方針が与えた影響
定期的にハンガリーの医学大学で法医学を学んでいる甥が帰国するたびに、私はあることを思い出します。
甥が中学受験(桐蔭学園・柿生駅)を終えた当時、まるで「燃え尽きた」ような表情をしていました。
しかし、進学校特有の教育方針が功を奏し、彼は早い段階で新たな目標を見つけました。私と妻も、忙しい妹夫婦に代わって学校行事に参加することが多く、間近でその成長を見守ることができました。
進学校での「将来像の明確化」
進学校の特徴のひとつは、早い段階から「将来の職業」を意識させる教育です。甥は当時、「裁判官になりたい」と話し、実際に横浜まで裁判所見学に行ったほどでした。
こうした目標設定の教育は私立進学校では珍しくありませんが、公立ではあまり見られないスタイルです。小さな頃から将来像を持つことは、学びのモチベーションにも直結します。
中学1年生で見せた“驚きの行動力”
甥が中学1年のとき、私を大きく驚かせた出来事がありました。
なんと、スマホの動画機能を使って、自分自身の プロモーション動画 を作ったのです。
動画の音声では、「僕は、始めたら粘るのが好きだ!」と力強く語っていました。
その言葉を聞いたとき、私は30歳手前で気づいた「簡単に諦めない」事が物事を型にするコツを、甥がすでに自然と身につけていると感じました。
考える力が身につく環境の大切さ
甥は努力家であり、工夫することを楽しめるタイプです。中学1年で「自分をどう表現し、どう将来を描くか」をしっかり考える力があるのは、進学校の環境と本人の気質が相まってのことでしょう。
もちろん、長所があれば甥にも短所もあります。しかし、それこそが個性です。
進学校の教育は、単なる「学力」ではなく、「自分の将来を自分で描く力」を育てているのだと、甥を見て実感しました。
✅ まとめ
進学校では早い段階から将来像を意識させる教育がある
その結果、自分の可能性を具体的に描ける子が育つ
環境と本人の努力が合わされば、中学生でも強い意志を持てる

