都内に残した一軒家をどう活かすか?──空き家活用の現実

資産運用・不動産

かつての自宅を資産として見直す

数年前まで、私たち夫婦が暮らしていた一軒家が大田区鵜の木にあります。
この家は現在、私の実母名義となっており、私の住所もここに置いていますが、今はほぼ空き家の状態です。

家の中はきれいに整っており、季節の飾り物
――ハロウィンやクリスマス、正月の飾りなど――
は納戸に収納してあります。

藤沢の現住居で季節ごとに飾り付けを行うため、定期的にこの家を訪れ、飾りを取りに行くのが私のちょっとした行事です。
また、衣替えの時期には、冬物と夏物の衣類の入れ替えにも使っています。

減った家賃収入と新たな活用の模索

最近、千葉県東金市の物件を売却したことで、家賃収入が減りました。
千葉県東金市の物件は、神奈川県藤沢からかなり遠く、現地の管理や清掃が難しかったため、思い切って処分しました。
ただ、手放したことで「空き家になっている大田区の家をどうするか」という課題が浮かび上がってきました。

大田区のこの家は、立地としては静かな住宅街にあり、民泊運営は難しいでしょう。
となると、不動産会社を通じて長期入居者に貸し出すのが現実的な方向です。

不動産運営で学んだことを活かす

この1年ほど、不動産屋とのやりとりや、借主とのコミュニケーション、ちょっとしたDIY、清掃などを経験してきました。
こうした体験を通じて、運営のノウハウは少しずつ身についてきたと感じます。

そのため、23区内にある一軒家をまったく活用せずに放置するのはもったいない。
多少の手入れと計画さえ立てれば、十分に運用可能だと思っています。

「知らない物件」より「知っている家」を活かす

東金の物件は、瑕疵(かし)があり、売却時には安く叩かれてしまいました。
ですが、その資金を元手に、今度は自分がよく知っている家を買い取って運用する方が、リスクは少ないはずです。

母の名義であるこの家を、将来的に私が購入し、きちんとした賃貸運営に乗せていく。
それが、これからの堅実な資産活用の一歩になるのではないかと考えています。

まとめ

家をただ持っているだけでは、維持費だけがかかります。
しかし、所有する資産をどう活かすかを考えることは、これからの人生をより楽しく、豊かに、そして不安なく過ごすための第一歩になるでしょう。