子どもへのプレゼントに「無駄」はない──甥との出来事から感じた想い

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甥の「プレゼントの代わりに・・」発言に考えさせられた日

子どもの頃、私の周りでは、誕生日やクリスマスなど、何かと記念日にプレゼントをいただくことが多くありました。
それは、単なる「物」ではなく、気持ちがこもった温かい贈り物でした。

ある日、甥が少し困った顔をして私に言いました。
「おじさん、今年のクリスマスプレゼントの分と、この先何年か分、いらないから……携帯の解約金に当てたい」

私は一瞬、言葉を失いました。
恐らく、母親(=私の妹)の考えも入っていたのでしょう。
しかし、私はその申し出を断固として断りました

子どものプレゼントに「無駄」はない

大人になると、もらったプレゼントが不用品になってしまうこともあります。
けれど、子どもへのプレゼントに無駄はありません。

大人が心を込めて贈った物は、子どもの心に深く残ることがあります。
それがきっかけで、新しい興味が芽生えたり、将来の職業に影響を与えることだってあるのです。

科学的なおもちゃ、独創的なデザインの道具、色鮮やかな絵本。
そういった初めて触れる世界が、子どもの感性や可能性を広げます。

「お金」よりも「心」が伝わる贈り物を

妹親子にとっては、プレゼントが「借金の肩代わりのような意味」しか感じられなかったのかもしれません。
けれど、私はそれをとても残念に思いました。

お金はすぐに消えてしまうけれど、想いのこもったプレゼントは記憶に残る
それが「誰かが自分を大切にしてくれた証」として、心の支えになることもあります。

次の世代に伝えたいこと

私は、甥に説明しました。
「プレゼントは、物ではなく“気持ち”なんだよ」と。

その想いがいつか、彼の中で小さな種となって芽を出してくれたら嬉しい。
そして、次の世代にも「人の気持ちを大切にする心」をつないでいけたらと思います。

🎁 子どものプレゼントは、未来へのメッセージ。
その瞬間の喜び以上に、心に残る愛情を贈りたいですね。